PBW、シルバーレインのPC、鬼頭菫のブログ。興味の無い方は回れ右。Cの知り合いの方はご自由にリンクどうぞ。
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知り合い所か全く見た覚えも無い誰か。
何処ともつかない場所を歩いている視点は間違いなくその彼のもの。
何でそれが分かるのかと言われても困る。
だってこれは夢なのだから。
瘧に罹った様な震え。
それは痙攣を超えて俎上で跳ねる魚に似た動きになった。
或いは熱された鉄板の上で踊る油。
びくんびくんびたびたびたびくんびたびた。
苦しむ訳でも悲鳴を上げる訳でも無く跳ね続けるその顔は笑っている。
自分の視点は彼のものなのに顔が見えるというのも可笑しな話だ。
しかし夢とはそういうものだろう。
地面から僅かに浮いてまた重力に叩き落されて無意味な動きを延々と。
笑い声さえも起こらないから体と地面が立てる音がその場を占める。
その内に彼の体から段々と液体が流れ出して来る。
本来なら恐らく血であり赤い筈のそれは透明だ。
びちゃびちゃばちゃりびちゃびちゃばちゃん。
混じる水気が増えるのと反比例して音は小さくなっていく。
跳ねている姿が無くなっていくのだから当然と言えば当然。
現実ならば溶けるはずの無い体が溶けているのなど瑣末な事だ。
どうせこれは夢なのだから。
(1995.17.54 午前31時88分)
運動会お疲れ様!
や、菫ちゃんは例の通り出てない訳だけどね、出た人に!
うっかり碧落の鍵、朝に開け損ねちゃってごめんね!
……や、うん、鍵は壊れたけど吊下クンの努力は認めるっていうか感謝!
あ、備品破損で申請はしといたんで直ってるから!
……しかしヘアピンって何処までの鍵に対応出来るんだろうねぇ……。
まあそれから間を置かずに難破船の話だっけ!
菫ちゃんはまだ二本しか出てないもんだからあっという間に圏外っ!
知り合い何人か行くみたいだねぇ、気を付けて。
それと新しいGTの話聞いたから行って来たよっ!
やたらスイッチ多かったイメージなんだけどさ!
何かアザレア思い出すっていうか……
壁エグッ!
や、嫌な予感がするって事で、一緒に行った人も皆ちょっと離れた場所で待機してたから、こっちに被害は無かったんだけど!
にしてもあれ。うっわぁ。
何ていうかえーと、挽肉製造機的な。
うーん、後はボスの追撃は怖いね、一回うっかり死に掛けた!
……いや、ビジュアル面に関してはあんまり言わない事にしとく。
何処ともつかない場所を歩いている視点は間違いなくその彼のもの。
何でそれが分かるのかと言われても困る。
だってこれは夢なのだから。
瘧に罹った様な震え。
それは痙攣を超えて俎上で跳ねる魚に似た動きになった。
或いは熱された鉄板の上で踊る油。
びくんびくんびたびたびたびくんびたびた。
苦しむ訳でも悲鳴を上げる訳でも無く跳ね続けるその顔は笑っている。
自分の視点は彼のものなのに顔が見えるというのも可笑しな話だ。
しかし夢とはそういうものだろう。
地面から僅かに浮いてまた重力に叩き落されて無意味な動きを延々と。
笑い声さえも起こらないから体と地面が立てる音がその場を占める。
その内に彼の体から段々と液体が流れ出して来る。
本来なら恐らく血であり赤い筈のそれは透明だ。
びちゃびちゃばちゃりびちゃびちゃばちゃん。
混じる水気が増えるのと反比例して音は小さくなっていく。
跳ねている姿が無くなっていくのだから当然と言えば当然。
現実ならば溶けるはずの無い体が溶けているのなど瑣末な事だ。
どうせこれは夢なのだから。
(1995.17.54 午前31時88分)
運動会お疲れ様!
や、菫ちゃんは例の通り出てない訳だけどね、出た人に!
うっかり碧落の鍵、朝に開け損ねちゃってごめんね!
……や、うん、鍵は壊れたけど吊下クンの努力は認めるっていうか感謝!
あ、備品破損で申請はしといたんで直ってるから!
……しかしヘアピンって何処までの鍵に対応出来るんだろうねぇ……。
まあそれから間を置かずに難破船の話だっけ!
菫ちゃんはまだ二本しか出てないもんだからあっという間に圏外っ!
知り合い何人か行くみたいだねぇ、気を付けて。
それと新しいGTの話聞いたから行って来たよっ!
やたらスイッチ多かったイメージなんだけどさ!
何かアザレア思い出すっていうか……
壁エグッ!
や、嫌な予感がするって事で、一緒に行った人も皆ちょっと離れた場所で待機してたから、こっちに被害は無かったんだけど!
にしてもあれ。うっわぁ。
何ていうかえーと、挽肉製造機的な。
うーん、後はボスの追撃は怖いね、一回うっかり死に掛けた!
……いや、ビジュアル面に関してはあんまり言わない事にしとく。
昨日の事。
「菫せんぱーい、何してんのー」
「『声』書き留めてるだけ!」
「誰のこえー」
さて誰だろう、今日の声は何人聞こえた?
覚えてない、まあいいや。
「んー、親愛なる友人!」
「あー、デテックル星の人たちとか?」
「デテックトル二十二次元人もいるよ!」
「どこで知り合うのその人たち!」
「さあ、分かんない。話し掛けてくるから!」
何処と知れる訳も無い、聞こえてくるだけ。
「おとこー? おんなー?」
「どっちも、どっちでもないのも!」
「その人たち、たくさんいるの?」
「うん、沢山! だから私もよく覚えてないのも沢山!」
「んないっぱいいるの!? …でも皆ともだち、」
「うん、『声』はそう、沢山、どうしようもないから友達!」
「…ホントは聞きたくねェの?」
「ううん? 菫には聞こえるものだもの。聞こえないと困るじゃない!」
手も止めないで否定する。
だって菫には聞こえるものだものね。
「こまる…なんか役に立つこと教えてくれたりすんの?」
「特別役に立つって訳でも無いと思うけどねぇ。別に私は彼らの言葉に従って動く訳でも無し!」
神様の言葉とかではなく、あくまでも喋り掛けてくるだけ。
同意と注意を促すものではあるかも知れないが、強制力などは持っているはずがない。
「でもメモる」
「だって、そうしないと煩いじゃない」
「メモっとかないと、うるさくなるの?」
「頭の中で回って反響して大きくなって、どっかに出さないといけないでしょ?」
「――それって、」
「…どんな声してるの、そのひとたち」
ざりざりざり。
今度は手が止まる。
どんな声、どんな声?
今日聞いた『声』を反復する。
けれど、表現が浮かばない。
「……分かんない」
分からないはずはない。
だって毎日聞いているのだから。
分からないとしたら、ああ、そうだ、理由を『 作る 』んだ。
――そうだ、そうだ、『思い出した』
「沢山いるからね!」
ああそうだ、当たり前だ。
沢山いるんだもの、一人一人の声を詳細に覚えているはずがない。
分からないのは、当たり前。
「…それってさ、菫センパイからも話しかけられるの?」
「うん。話しかければ誰か答えてくれる時もある!」
「なかよしとかいるの、」
「仲良し……さあどうだろう、あんまり考えた事ない!」
「…まあ友達いっぱいいるのはいいことだよねェ!」
「……ま、そうかもね!」
ざりざりざりざりざりざりざりざり。
鳴り止むはずも無い。
鳴り止んだらいけない。
ざりざりざりざりざりざりざりざり。
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