設定類

鬼頭菫についての細々。

（新BUの美形っぷりに誰が驚いたって中の人が一番驚きました。
　依頼に出る際、紙袋だとあれかと思い素顔も発注したのですが幸せになりました。
　何だこれは！　誰だこれは！　という具合にとても嬉しいです。
　というか美術室からステ欄に飛んで来た方は何かと思ったんじゃなかろうか。
　喜びついでに設定晒しで。こういうものは普通最初に以下略）




・名前

　鬼頭・菫（おにがしら・すみれ）

・基本データ

　16歳、4月1日生まれ、183.3cm　60kg　（07.01.21現在）

・家族構成

　父、母、（兄・享年10歳）、弟（享年9歳）
　生家から出たため、現在は一人。

・身体関連

　少々細目の紫の瞳、紙袋から出ない程度の長さの黒髪。
　普段は見えないが、下の表情はほぼ常に薄笑い。
　痩身。ひょろりとしている感じで細長い。
　食べない訳でも偏食な訳でも無いが、蟲のせいか体質のせいか。

・性格

　「鬼頭菫」である事に異常に執着する。
　基本的には妙な薬でもキめてるのかと思う程度にハイテンション。
　一人の時はローになったりもするが、普段も別に演技等はしていない。
　ほぼ常に素。『声』も本気で聞こえていると信じている。
　金に固執する人間には冷笑を、神に縋る人間には憐憫を。
　十歳以上年上の女性は苦手。照れる等の意味ではなく嫌悪感に近い。

・出自

　蟲使いの能力は父方の家系から。
　父はとある宗教団体代表者であり、能力を「奇跡」と称し活動している。
　能力に目覚めた後は菫も「奇跡の担い手」として担ぎ出された。
　「穏やかなる精神を共に」を建前としているが、団体への絶対忠誠が根底。
　信徒に対し詐欺紛いの商法を行う拝金主義の父、過剰な偏愛と束縛を向ける母。
　奇矯な言動は、兄弟が死んだ小学校高学年頃からその酷さを増す。
　中学一年時、父の宗教の被害者及びその家族の会の手を借り、出奔。
　卒業までは生家と絶縁している親戚の家等の世話になる。
　銀誓館学園高校に入学してからは学校付近のアパートで一人暮らし。

　紙袋については、外しても何も変わらないし大して意味も無い。
　強いて言うならば、他人のいる場所で自分の声を聞き易くする為と、
　生家に見つかった場合に「おかしい役立たず」として放逐される為。

・『声』

　能力者としての力に引っかかる気配等もあるだろうが、多くは妄想。
　菫は「自分には声が聞こえる」と信じているので色々な音がそう聞こえるだけ。
　なので、他者による自動書記と菫が考えているものも、ほぼ無意識による筆記。
　「声」が語る現実性のない話は基本、菫の空想による絵空事。
　時に語る現実についての話は、何処かで伝聞として聞いた出来事や、
　自分の知った出来事を「教えてもらった」と考えたもの。
　一人でいる時は時折その空想と自己が曖昧になるが、
　その場合は自分の名前をひたすら呟く事で安定を取り戻している。
　「私は菫」「私は鬼頭菫」それが最後の防衛線。